本学会第10代会長で名誉会員の岩城 剛先生(愛知学院大学名誉教授)が、去る
2021年4月24日享年90歳でご逝去されていたと連絡がありました。
岩城先生は、 1960 (昭和35)年3月早稲田大学大学院商学研究科修士課程を修了し、同年より社団法人アフリカ協会調査室(現在の 一般社団法人 アフリカ協会 )にご奉職され、1964(昭和39)年より愛知学院大学にご着任後、2008(平成20)年76歳でご退官されました。その間、イギリスのサセックス大学開発研究所で研究をされたり、タンザニア政府の要請でキリマンジエロ州開発計画のチームリーダーとしてご活躍されています。
名誉会員への推挙の資料には、著書・単著・共著23 編、学術論文100編という多数の研究業績を残されました。
永年主催された名古屋での部会だけでなく、学会では言葉を飾る事を嫌い、歯に衣着せずにお話されるお姿が目に浮かびます。但し、数多く居られたゼミの院生の皆さんへは、大学に禁止されるまで、保証人をしたり、経済的援助をするなど、若い向学の士には熱い情熱をお持ちでした。
ここに、生前のご遺徳を偲び会員諸氏にご報告申し上げますと共に、衷心より哀悼の意を表します。 ご冥福を心よりお祈り致します。
1982年『アフリカの自立化と経済』 日本国際問題研究所
岩城先生 略歴・著作目録